「好きな女の身体を大切にすんのは、当たり前だろ――?」



好きな女……。



部長に大切に思われて嬉しい。



私の気持ちも伝わるだろうか。





泣きすぎてくしゃくしゃな可愛くない顔だけど、



恐る恐る伸ばした手で部長の頬に触れる。



「ありがとうございます」



そう笑ったら荒々しい唇で塞がれてしまった。