「なっちゃんここにしよ」

みおんちゃんが私を引っ張り職員室に入った

『でもばれちゃうよ…』

「先生達がおきがえするロッカーに隠れれば大丈夫だよ」

『そっか!すごいねみおんちゃん』

職員室の奥にある更衣室と書かれた部屋に入った

ぎぃ…

ロッカーの扉はさびついていて変な音がする

『みおんちゃんさき入っていいよ』

「でも…」

『私かけ声だからみんなに聞こえるように扉の近くじゃないと』

「なっちゃんは優しいね」

『ううん。怖いのに頑張って来てくれたみおんちゃんの方が優しいよ』

そう言って二人で笑った