『昨日の話?』

「昨日また一人[かくれんぼ]をしていなくなったんだって」

「かくれんぼって七不思議の?」

怖い話大好きなれいちゃんは食いつきぎみにみいちゃんに聞いていた

「怖いからやめよーよ…」

『私も怖い…』

それとは反対に私とみおんちゃんは怖い話が苦手

「大丈夫だよ。七不思議なんてただの噂だよ」

落ち着いていて大人なゆうりちゃん

「え~でも本当だよ!隣のクラスの男の子がいなくなっちゃったんだよ!」

「家出でもしたんじゃない?」

「じゃぁ噂かどうか確かめてみようよ」

れいちゃんが思いついたように言った

『え…やめようよ…』

「なっちゃんは怖がりなんだから~大丈夫!何かあったらすぐに逃げればいいんだから」

『でも…』

「噂かどうか確かめるだけだから!ね!お願い」

ゆうりちゃんが呆れている横でみいちゃんとれいちゃんは私とみおんちゃんを見つめている

私とみおんちゃんは顔をみあわさた

「分かった…でも何かあったらすぐにやめよ」

「やった~」

「わ~い」

大喜びする二人をみて私達は笑った

この[かくれんぼ]で私達が恐怖を味わうとも知らずに…-