そこにみなみちゃん·麗奈ちゃん·愛佳ちゃんの3人がやってきた。

「真由先輩、お疲れ様でした」
律儀に、私に挨拶をしてくれる3人。
みなみちゃんは本当は一番に、千夏に挨拶をしたいだろうに。

「お疲れ様!
みんな、ナイスファイトだったよ。部活もこの調子で頑張ろうね」
「「はい!」」
「みなみちゃんは、千夏に話があるんでしょ!?
私、先に教室に行ってるって伝えておいてね」
「はい、わかりました」
素直なみなみちゃん。
彼女が千夏を尊敬するのが分かる。
って言うか、私が千夏に色んな意味で嫉妬してただけ。

こんなに私を慕ってくれる後輩なんて、いないから。

離れてても、ずっと私を好きでいてくれる人なんていないから。

私の好きな人が、そんな千夏を好きになるのは、当然のことなのに。

これから千夏と仲直り出来るかな?
出来るといいな。