「へ?」

い、今なんて?

聞き間違い?

「可愛がってた後輩が、勝手に婚約して辞めたか と思ったら、実は俺の実家の近くで働いてるなん て、運命と思って嬉しかったんだよ」

そう言うと、珈琲を飲み干すのだけど、

あんな鬼の部長が、そんな言葉を口に出すとは 思ってなかったからどんな言葉を言えば良いのか 分からずおろおろしてしまう。

「あんな、真は俺の子じゃなくて、今は実家の親 父たちが養子として育ててるから」

「??」

「実はさ、あり」

「此方、サービスの『どっきどっきどっきり苺パ フェになります!!』

会話を遮るように、ガツンと乱暴に置かれたの は、四人分は余裕でありそうな巨大パフェ。

それを乱暴に置いたのは、バーテンダー姿の――侑 哉だ。

めっちゃ睨みつけてくる侑哉だ。

なんでバーデンダ―の格好してるの? なんで睨んで来てるの??

私に無言のアピール?