指定されたのは、学校近くの公園。
同じグループにいるけど、真由と2人で話すことはあまりない。多分、はじめてかも。

「遅くなってごめん」
真由の方が先に学校を出たため、私が約束よりちょっと遅くなってしまった。

「大丈夫だよ」
真由がホットミルクティーを渡してくれる。
「ありがとう」
と受け取り、真由の隣に腰かけた。

「千夏と1対1で話するって、はじめてだよね?」
「うん、そうだね」
「話したいこと、いろいろあるんだけど、まずは報告するね。
私、シゲと別れたの」
「えっ!?」
「千夏が彼氏とラブラブで過ごしたクリスマスイブに、私とシゲは別れたの!」

すごく刺のある言い方をする真由を見つめた。
彼女は、しっかり私を見ている。
強い、責めるような眼差しで…