「隼人…ごめんなさい。でも生きててよかった。隼人に…謝ることができて気持ち伝えることができてよかった。ありがとう。じゃあね」



今にもこぼれそうな涙を必死にこらえ私は隼人にそう伝えた。


最後に君に会えて
気持ちを伝えることができて
謝ることができて
真実を知ることができて
私のことを覚えててくれて
必死に探してくれて
ありがとう。




君は私の中一生大切な人だから。


私は隼人に背を向け最後になるであろう学校へと走り出した。