「ん?」


千秋さんは「どうしたの?」と、いう感じで、
微笑みながら少し首を傾げる。


「い、いえ!」


やっぱ綺麗だ! 千秋さん、綺麗過ぎる!


こんな綺麗な人が俺なんかとなんて、やっぱり信じられない。


これはなんかの間違いじゃないのか?
今日のこの飲み会に誘ってきたのは千秋さんだった。


昨日の作業中に、いきなり
『明日の飲みに行こう!』そう誘われたんだ。


千秋さんに誘われるなんて想像もしたことなかった俺は、
考える間もないまま「はい!」と頷いた。


断る理由なんて全くない、むしろ光栄、
嬉しくてしょうがないくらいだ。

けど、千秋さんが俺を誘うなんて、
天地がひっくり返ってもない出来事だと思っていた。


ホント、千秋さんは何を考えているんやろう?