ケータイ小説 野いちご

獣系男子×子羊ちゃん

「ええっ!」



「モモに金髪のお兄ちゃん?!」



一斉に驚きの声があがる。



そうだよね…


こんな地味な私に
金髪のお兄ちゃんがいるなんて聞いたら
びっくりするよね…


しかも、ものすごい金髪…


どうしようもなく 気まずい思いでいると
由梨ちゃんがニッコリと笑って続けた。



「モモにあんなにかっこいいお兄ちゃんがいたとは知らなかったなぁ!」



「本当!金髪は意外だったけれど、
モモの大好きなお兄ちゃんでしょう?

あんなカッコいいお兄ちゃん
羨ましいなぁ!」



りなちゃんもニコニコと笑ってくれる。



「あんなにカッコいいお兄ちゃんいたら
モモちゃんが恋愛に興味ないのも
しょうがないね。」



「確かにー!」



みんなが、うんうんと納得している。



「まぁさ、可愛いモモは
私たちのものだからね!」



「男どもに譲ってたまるかぁ!」


「そうだ、そうだぁ!」


みんなにぎゅうっと抱きしめられて、
ほおっと胸をなでおろす。


みんなに嫌われなくてよかった。


こんな風に
いつでも温かく受け入れてくれる
みんなの優しさが心にしみる。



そして、


お兄ちゃんに心の中でこっそりと謝る。



大好きなお兄ちゃんのこと、

隠そうとしたりして

ごめんなさい。


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