学校を休んだ翌朝、
いつもより少し早く家をでると
蒼介さんが家の前に立っていた。


「どうして…?」


蒼介さんがなにを考えているのか
全然わからない。


「これが、……最後。
明日はもう来ないから。」


それだけ言って、
蒼介さんは駅に向かって歩き始めた。


どんな顔をすればいいのか
わからない。


蒼介さんが怒っているのか、
怒っていないのか、

どうしてここにいるのか
全くわからない…。


正直、辛い。

今は…会いたく…なかった。