未来予知はアル王子のモノで
・・・彼のじゃなかった・・・

もし彼のを見ることが出来たら
・・・私はきちんと諦められるのか?

・・・あの人と
・・・誰か別の女の子が
それを想像しただけで
・・・つらい・・・
心が痛くて・・・
涙が出てきた。

夢の中の優しい手が
「んだよ・・・怖い夢みてんのか?」
そう言いながら空いてる方の手で
涙をぬぐってくれる・・・

「きらいに・・・・・ならないでぇ・・・・・」
泣きながら思う
その手を握って頬に当てる

「少なくとも俺はならないから・・・」
夢の中の彼はどこまでも
私を甘やかす・・・
それが心地よくて

頭を撫でられると安心して・・・

また竜の元に行って
眠りにつくのだ・・・