蒼介さんは
誰にでもこんなことをするのかな?


誰にでも、
こんな風に優しいのかな?


そして、いつもこうやって
いろんな女の子を
ドキドキさせているのかな?


こんなことを思うのは、
私に免疫がないから?


免疫のない私が、
優しくされて
浮かれているだけなのかな?


蒼介さんの腕のなかで、
答えのでない問いを繰り返す。


私の勘違いなのかも
しれないけれど、

思い違いなのかも
しれないけれど、


蒼介さんに感じる

このドキドキは


…恋なのかもしれないと思う。



慣れてないだけなのかもしれない。


あんまりに私は
単純すぎるのかもしれないけれど、


蒼介さんが
年上の人としかつきあわないのも
よくわかっているけれど、


私は

蒼介さんのこと…


好きになってしまった。