ケータイ小説 野いちご

彼氏人形(ホラー)

あたしは立ち上がって部屋の電気をつけ、部屋の隅で座って目を閉じている蒼太を確認すると、ホッと胸をなで下ろした。


「実紗、今どこにいるの?」


そう聞くと、実紗は近所の公園にいるのだと答えた。


いくら家が近くても、こんな時間に女の子が1人で公園にいるなんて危険だ。


「あたしもすぐそっちに行くから。待ってて」


あたしはそう言い、パジャマの上にパーカーを羽織るとすぐに家を出たのだった。

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