フラフラと立ち上がり乱れた髪を
持ってきたショールで包む
「帰るか・・・」
この国に通うようになって1か月

お年頃の王子にと
お見合いを焦る大臣達
というのも父王が病に倒れて
後継ぎをと望む声が
急速に高まったかららしい

一度目に来たとき
彼は弱っていた、
父王が倒れたのが
彼の心労に拍車をかけた
初対面の彼は
お見合い話も乗り気で、
私への好意もあった。
心を覗いて、”わかった”のだ。
結婚を見据えて私を見ていてくれることが・・・
二回目に来た時
彼の様子が変わっていた。
みちがえるほど精神面で強くなっていて、
これが本来の彼なのだろうと思わせる
王の器があった。

そして今回だ

で・・・結果は・・・この通り