あの時、心地良さげに目を細める蜂須賀君を見て、気が付けば首を縦に振っていた。



いつの間にか、旧校舎に行くことを承諾してしまっていた。



その手前、一度も行かないと言うのは罪悪感が沸き、何の予定もない今日、わたしは旧校舎に行くことにした。