それをするには料理もちゃんとうまくならなきゃなあ。


変な想像をしながらニヤニヤお菓子を持っていくと

私の足音で気付いたのか宮野くんはドアを開けてくれた。



「ありがとう!

これ……お茶です」


「おう、ありがとう」


「おいしそうなおまんじゅうだね」


「ああ、これ俺のおススメなんだ」


「じゃあ食べてみ……ああっ!

コーヒーのミルクと砂糖忘れちゃった

今取ってくるね!」


いけない、いけない。

食べようとしたおまんじゅうをおいて私は慌ててキッチンに取りに戻った。