ケータイ小説 野いちご

【完】籠球ロマンティック

「紹介するわ。新しい仲間のレンよ!レン、チビの方がハーシーで、デカイ方がマカロン」


ちょっと待て。完全に逆だと思ってた。マカロン顔じゃないだろコイツ。眉毛にピアス開いてるぞ!


……とは、怖くて声が出せない為に言えない。俺ってば、案外チキンなんだよね。


「あははっ!マカローン、怖がられてるよぉ?多分、あだ名もビックリしてる感じだよね?」


小柄な方、ハーシーはそんな俺を見て愉快そうに笑い、大男の方のマカロンの腹部を叩いた。おいおい、倍返しに遭ったらぶっ飛ぶだけじゃ済まないぞ。


なんてハラハラしながら眺めていたが、マカロンと呼ばれた大男は特にアクションは起こすことなく、ゆったりとした動きで首を動かす。


「しょうがない。ハーシー、小さい。可愛い。マカロン顔」


「いやぁ、問題は俺じゃなくてお前さんの見た目だと思うけど。ね?レン」


フレンドリーなハーシーは俺に大きな一重瞼の瞳で問いかける。


うん、と言ったら捻り潰されそうだから、答えに困ってしまう。どうしたもんか。

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