「だ、だって、もとから頭いいんだし…」 「もとから頭がよかったら、僕に頼んで来たりしないでしょ」 なにそれ。 わかんないの? ほんとにわかってないの?島野は。 「ち、違うよ、順位悪いとか、そんなの全部口実で、島野の気引こうとしてるだけで……」 はっ 何言ってるの、私…。 「今日の花風さん、なんかおかしいよ」 島野は私の手を振り払って行ってしまった。