これで監視は大丈夫なはずだが、一応つけとくか

「山崎」

「なんや?土方さん」

「雪華を監視しろ」

「承知」

そう言って山崎は闇の中へ消えていった


(ー雪華ー)

それから何度後ろを見ても誰もいなかった。

…絶対誰かいる

「誰かいるんだろ?出てこい」

「はぁ~、ばれとったか」
すると屋根裏から人が降りてきた。

「始めまして、わいは山崎丞、よろしゅうな」

「雪華です。」

「知っとるで」

…ちっ、土方の差し金か………疑り深いやつめ

「そうですか…副長の命令ですね?」

「なんや、バレとったんか…」

「そりゃあ、あんなのじゃバレますよ」

「ほんまかぁ…ま、よろしゅうな」

「はい」

すごく不思議な人だったな…


しばらく話をした後、山崎は用があるらしく、屋根裏に戻っていった。