何故私が新選組の、しかも隊士にならなきゃいけないんですか、意味が分かりません、そんなのいいので早く小雪を返してください。と言うか返せ

と、心の中で言っていると。
ふと疑問が浮かんできた。
「ひとつ聞いていいですか?」

「何だ?」

いっそ聞いてみようと思った。

「何で私なんですか?他にも隊士にしようとすればできますよね?」

「お前が強いからに決まってんだろ?」

即答ですか…

諦めるしかないか…

「…はぁ……わかりました。仕方なく隊士になります。それでいいですよね?」
「おぉ、雪華君が隊士になってくれるとは、頼もしいな」

そんな輝きのある笑顔で見つめないでください…近藤さん…

「仕方なくって言ってますけどね、近藤さん。雪華さん、これからよろしくお願いしますね」

……沖田さん、後ろが黒いのは気のせいでしょうか?
「てことで、今日から俺の部屋で生活しろ」
「……ふざけるな、何で土方さんと同じ部屋で生活しなきゃ…」

「小雪」

「わかった、わかりました。生活します。」

そんなこんなで、新選組としての生活が始まった。