米軍が先に侵入し、自衛隊は後を追う


四方八方から敵が出て来て撃射して来た


    私も必死に撃ちまくる


 埃が舞って前が見えないし…目が痛い


    テロリストが催涙弾を投げた

  
  遥「ヒロ!マスクっっっ!!!」

  ヒロは催涙弾に気付いてない…

 パパパパパパパパ パパパパパパパパ



 遥「ヒローーーーーーーーー!!!」



  ヒロが……撃たれたっっっ!!!


  私はヒロを引きずり陰にヒロを寄りかからせた…

  遥「目ぇ開けて!」パン!パン!

  健「もう死んでる! 来い!」

    遥の腕を引っ張り走った  

  遥「まだ分かんないじゃん!!!」

  健「見なかったのか!!頭だぞ!

    即死だっっっ!!!」

  遥「っっっ!!! ウソ…………」

  健「嘘じゃねぇ!しっかりしろ!

   俺らもやられるぞっっっ!!!

   練習じゃねぇんだよっっっ!!!

  泣くのは戦場から離れてからだ!」


   遥「はいっっっ!!!」

  
 パパパパパパパパ パパパパパパパパ

    
    健と一緒に崩れ落ちる


   遥「うっっっ!!!」


  健「………………………………」


   遥「大…丈夫?」

   
 健を揺すると目を見開いて天井を見ていた

  
   遥「っっっ!!! 健!!!」

  
  顔が砂埃で真っ白…鼻と耳から血


 ヒロの銃、健の銃、手榴弾、全てを回収し

  
 私もお腹を撃たれたから…壁により掛かって座った 膝の上に大量の武器を置き、最期の抵抗。右手でリボルバーを握った

 手にはベットリと黒い血が付いてる

  
  私の血? 健の血? ヒロの血?


   パン!  パン!  パン!


   肩    胸    太もも 


   撃たれた……もぅ無理だな……


 肺に貫通したかな…息が出来ない…


  私の視線はキョロキョロ何かを探す


  お父さん……ゴメンナサイ……

 
  遥は心臓に手をおいて、どんどん下がる体温とドクドクと鳴る心音がゆっくりになっていくのを感じた。。。

    
  手が……重い……プルプルプルプル



       パタン  



手が床に落ちるのと同時に意識が飛んだ