「こっちです」


雷都に連れてこられたあたし達


まじ、瓔輝後でシメてやる!



うっわー雷龍がいっぱい…

素晴らしく心配だぞ…


「みんな、整列!」


素早く反応して下っ端が並ぶ


幹部がこっちに来たー!!


ヤバイヤバイこれはかなりヤバイ


フードをもう一度深くかぶり直す


瓔輝にとりあえず喋らせときゃバレないだろ



「みんな、今日は瓔輝さんと桜嵐さんが俺らん族に遊びに来てくれた」


幹部に雷都が説明する


「で、こいつらが雷龍の幹部です」


「副総長の当麻です」


「幹部の聖夜です」


「幹部の晴紀です」


「幹部の光汰です」


ひとりひとりが挨拶する



あぁ、みんながこっちを見ている…ヤバイって



「おう!わりぃな勝手にお邪魔しちまって」


おい、瓔輝よ…全然申し訳なさそうじゃねぇし


はぁ…なんてこった…


早く帰りたい…もう、帰ろかな?

瓔輝なんて、ほっといてイイだろ


この辺物騒っぽかったから見回りでもしてよーかな


と思いこっそーり立ち去ろうとした、その時!