ケータイ小説 野いちご

闇ノ雫



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風が強い日を狙って御所に火を放ち、その混乱に乗じて、暗殺などの計画を実行。


そして現在、長州を始めとした浪士たちは会合を行っている。


その場所は、普段よく使用している池田屋だろうとのこと。


ただし、新撰組が御用改めに来るのを恐れ……場所を変えて、四国屋の可能性もある。


それが、小松の拷問により明確となった事実であった。


それでも副長は、どちらの可能性も半々だと言った。


俺もそうだと思った。


だから、





池田屋……局長率いる十名と小松。


四国屋……副長率いる二十四名と俺。





このような人数編成を組んで、出動することとなった。


しかし、人数が足りないため会津にも加勢を要請。


新選組と会津は、祇園会所に集合することとなった。





「いいか、小松。もしもの場合はすぐに離脱しろ」


「え?大丈夫だよー」





……無理をしているのではないか。


いや、小松はそのこと自体に気付いていないかもしれない。




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