☆☆☆

いろはちゃんがお風呂に入ってから、あたしは携帯電話を取りだした。


竜季のアドレスを表示して【今日はごめんね。大丈夫?】と、送信する。


すると数分ですぐに返事がきた。


【気にするな。1食抜くくらい大丈夫だから】


竜季の優しいメールに思わず泣きそうになる。


返事をしようとメールを打っていると、更に竜季からメールが届いた。


【それより、今日の風呂は大丈夫そうか? 不安なら、また携帯を持って入れよ?】


「竜季……」


あたしはその文面に携帯電話をギュッと握りしめた。