ケータイ小説 野いちご

恋愛禁止(ホラー)

今日はなにも感じないかも。


そう思い気持ちが落ち着いてきたころだった。


また、昨日と同じような強い視線を感じてあたしはその場から動けなくなってしまったのだ。


身動きをとれなくするほどの、強い視線。


あたしはそっと窓の外へ視線を送る。


人の影らしきものは見当たらない。


それにこの視線……。


本当に窓の外から感じる視線なのだろうか?


まるで浴室全体から絡みついてくるような不快感が体を覆う。


すぐにドクドクと心臓が苦しくなり嫌な汗をかきはじめて、あたしは携帯電話に手を伸ばした。

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