☆☆☆

そして、翌日。


昨日と同じように3人で学校の校門をくぐる。


「ねぇ、竜季」


あたしはいろはちゃんから少し離れて、竜季へ声をかけた。


「どうした?」


「あのね、昨日さぁ……」


お風呂での事を話そうとした時、いろはちゃんが立ち止まって振り向いた。


「ちょっと、2人して内緒話ぃ?」


そう言い、駆け寄ってくる。


「別に内緒ってワケじゃないけどね」


あたしは慌てて笑顔を浮かべる。