「俺のこと覚えてくれてたんかぁ〜。嬉しいわ〜‼︎」
「なんで、あんたがここにいるのよ‼︎」
「まあまあ、詳しいことは後で話すからまず携帯閉まって靴脱いだら?」
海斗にそう言われ、仕方なく携帯をポケットに入れて靴を脱いで廊下を歩いた。
ちなみに海斗は私と同い年でお母さんの親友の息子。
家が近かったし私ひとりっ子だから、よく遊びに来てくれていたんだよね……
小学4年のときに、海斗のお父さんの転勤で大阪に引っ越して、たまーに電話していたけど……
「にしても、桃香キレイになったな〜」
「あー、はいはい。お世辞はいいから。」
「冷たい奴やな〜。昔はもっと優しかったのにな〜」
ちょっと、いやかなりキャラがうざい……