でも嫌われたくないから


君の近くにいたいから



ワタシの気持ち鍵かけた




「 応援してるよ 」




って声かけた。




「 ん?おう、どうした? 」



「 …え?いや別に…。応援してるよって 」

「 おう!応援されます!(笑)」




中1のとき助けてくれたときと同じような笑顔で

八重歯もしっかりと。


俺はこの笑顔が大好きなんだ




「 おーい?お前ほんとどうした?熱でもあんのか 」




理玖の腕が俺の方向に飛んできて

額にくっつく…




「 …やっ! 」


「 え…? 」



その腕を振り払ってしまった。

その場にいられなくなって
俺は走り出した




「 お、おい!那月!! 」


「 …っ!! 」




「 那月? 」




そのとき、近くに弘樹が居たことに

俺は気づいていなかった。