「気持ち〜い。」


思わず両手を広げて伸びをする。


「だろ?俺、ここから見る景色がすっげえ好きなんだよな。」


へぇ〜、そうなんだ。


「なんか意外。黒崎君って、結構ロマンチストなんだね。」


「何だよ、それ。」


黒崎が怪訝そうな顔で聞いてくる。


「うーん、なんか黒崎君ってもっとクールだと思ってから、こんな事言うなんて意外だなって思って。」


「お前、俺のことそんな風に思ってたのかよ。」