『………ごめん。』



『いや…ありがとう。』





左腕には綺麗にバツ印が描かれていた。




『……こころちゃんは仲間だよ。だからこれからはいっぱい甘えて。次は僕達が家族になるから。』




『……家族。』



『そうだよ。』



『……っ…』



『帰ろ?家族の元へ。』




『うん。』




私達は家路へついた。