『もしもし、お父さん?』


父『ありさ!どうした??』


母『どうかしたの〜?』


多分スピーカーだから私の声はお母さんにも
聞こえてるんだろうな。


『幻の暴走族…黒薔薇が復活した』


その一言で声が変わる両親。


父『…今どんな状況だ?』


『龍王が力を貸してくれるらしくて、
今こっちに向かってる。
まっちゃんにも連絡させてる』


母『そう…行動は素早くていいわね
黒薔薇は…危険すぎるわ』


わかってる。でも、私達以外に止める人は
誰もいないんだよ。


父『いつ攻めるかは?』


『今慎人にハッキングさせてる。』


父『明日、日本へ帰る。わたし達も手伝おう』


『分かった、明日倉庫へ。食料と怪我薬の手配よろしく』


私は電話を切って資料を出した。


“幻の暴走族 黒薔薇”に関する、
まっちゃんが作った資料。


そこには細かく書いてある。


ほかの人には言ってない、
当時の桜蘭しかわからない真実も載ってる


これは出来れば見たくなかったけどね