ふたつ目の方法がダメなら、私達はこのヒビ割れた世界で生きなければ……いや、その前に袴田に殺されるかな?


そうならないように、私は頑張らなければならないのだ。


皆いる……恐らく、他の誰もが私の事を覚えていないであろうこのヒビ割れた世界で、6人が私を待っていてくれた。


放課後まで誰も覚えている人がいなかった明日香は、きっと辛かっただろうな。


「ちょうど6人いるから、一限ずつ交代で美雪の所に行くからね。屋上は誰も来ないから、そこで隠れているといいよ」


その明日香が、実体験からかそう言ってくれる。


「一気に6人も授業抜け出したら、先生が怒るからね。高広も武司も、南田には目を付けられてるから……って、私もなんだけどね」


ハハッと、苦笑しながら頭をかく留美子。


その気持ちがうれしいな。


「じゃあ、飲み物買って屋上に行こうか。美雪はお金持ってないでしょ?喉も渇くし、お腹も減るんだよね」


そう言って、私がいつも買っていたペットボトルのお茶を買ってくれる明日香。


「ありがとう……皆」


「後、これは朝御飯ね。好きだよね?メロンパン」