それが恋だって気付けなかったのは、まだまだ私がお子ちゃまだったから。 もしかしたら。 伊織を見た時に、私は恋をしていたのかもしれない。 アイドルみたいな顔した裏の世界にいる人。 伊織との奇妙な関係は始まったばかりだった。