「昨日」が変化して、どうなるのかは分からない。


真冬は死なないかもしれないけど、それでも早く家に帰ってほしかったから。


「そうみたいだね。なんか、お婆ちゃんみたいな歩き方だよ?じゃあ明日で良いよ。行ってきまーす」


手を振る真冬に私も手を振り、洗面所へと向かった。


洗顔、歯みがきが終わり、私は長年染み付いた生活習慣というものを初めて後悔した。


この後私は、制服に着替えるために必死になって二階に戻り、学校に行く準備を整えて再び一階へ。


身体を動かしているうちに、痛みの少ない歩き方も分かり、多少はマシになった。


今日もお弁当があるかなと思い、キッチンのドアを開けると、「昨日」と同じようにテーブルの上には私のお弁当箱。


「お母さん、ありがとうね」


お弁当をカバンに入れ、そう呟いた私に、お母さんが不思議そうに首を傾げる。


「おかしな子ね。ありがとうなんて、一度も言った事ないのに。まあいいわ。朝食済ませなさい」


そう言い、ちょうど焼き上がったトーストとハムエッグをテーブルに置く。


もしも、残りのカラダを今日見つける事ができたら、これを食べるのも最後になるかもしれない。