ケータイ小説 野いちご

祠の鬼

赤い月の輝く夜。



深理はモノクロで纏めたシンプルな部屋の、ダイニングルームのソファーでひとり読書をしていた。



静まり返る空間の中深理は、パタンと本を閉じる。



「……さてと、課題でもやるかな」



本は無造作にソファー投げ出され、そしてそのまま下へ落ちた。



その本のタイトルには、鬼伝とあった。






ただ、それだけの事……







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