その夜

私は湊さんと、電話で話していた。


電話をかけてきたのは湊さんで、私はついでにBBQの話をしてみた。




「でも…もしもということも(汗)」

『”もしも"ってなんだよ?』

「たとえば…特殊メイクが崩れたりとか!」


課長の正体が、俳優の朝日湊だってわかったら…大変!




『大丈夫だよ。特殊メイクが崩れるなんて…よっぽどのことがなきゃ……』

「そうですかね…」

『それに…課長である俺が、出席しないわけにいかねえだろ』

「………まぁ」


そっか。

みんなからしたら、湊さんは課長だもんね…





『…心配してくれてんの?』





湊さんの言葉に、胸が高鳴った。




「ま、まあ…私しか湊さんの正体知らないんですから・・・そ、そりゃあね!//」


やばい。

急に照れてきた…///