【黎人SIDE】

紗南は、規則正しい寝息をたてて、寝ている。

紗南の右腕には、点滴がついていて、紗南に食事をするか聞いても、点滴があるから、いいと断られる。

でも、これ以上、食べないと栄養失調になる可能性がある。




紗南「ハァーハァーハァーハァーハァーハァーハァーハァーハァーハァー「紗南!一回、起きて。大丈夫だから、深呼吸してな。」

紗南「スゥーハァースゥーハァースゥーハァー」

黎人「どう?大丈夫?」

紗南「黎人。ごめんなさい。」

黎人「いいんだよ。謝らなくて。紗南は、何にも悪くないんだから。」

紗南「黎人は、私みたいな、彼女、嫌でしょ?」

急に何を言い出すんだが…。

黎人「どうして、そう思うの?俺は、紗南がいてくれれば、それで、いいんだよ。」