ま、じですか。
さっきまでパソコンで見てた伊織の顔がすぐ近くにある。
伊織の隣には髪の長い女の人。
顔はよく見えない。
私は急いでポテトとメロンソーダを手に持つと、外へ飛び出した。
伊織ってこんな近くにいたの?
ドキドキと逸る胸を抑えながら私は反対車線へ渡る。
さっきから携帯が鳴ってるのにも気付かない。
それほど夢中だった。
私は映画館の前に着くと、二人はちょうど券を購入した後らしく、館内へ入ろうとしていた。
私は二人が購入していた売り場に行くと
「あのカップルと同じ映画チケット一枚」
と、告げていた。
「………は?」
あっけらかんとした売り場のお姉さんの声。
そりゃそうだ、いきなり同じチケットと言われても不審がるだろう。
一か八か。
さっきまでパソコンで見てた伊織の顔がすぐ近くにある。
伊織の隣には髪の長い女の人。
顔はよく見えない。
私は急いでポテトとメロンソーダを手に持つと、外へ飛び出した。
伊織ってこんな近くにいたの?
ドキドキと逸る胸を抑えながら私は反対車線へ渡る。
さっきから携帯が鳴ってるのにも気付かない。
それほど夢中だった。
私は映画館の前に着くと、二人はちょうど券を購入した後らしく、館内へ入ろうとしていた。
私は二人が購入していた売り場に行くと
「あのカップルと同じ映画チケット一枚」
と、告げていた。
「………は?」
あっけらかんとした売り場のお姉さんの声。
そりゃそうだ、いきなり同じチケットと言われても不審がるだろう。
一か八か。