ケータイ小説 野いちご

金魚すくい



あの後優には連絡をしないまま、幾日かが過ぎた。


私のスマホには、春休み前に入っていなかった優の番号が登録されている。


それを毎日見つめながら、通話ボタンを押せない日々。


だって、なんて言ってかければいいのかわからなかったから。


すんなりかける事が出来ないということ自体が、私達の離れていた時間を物語っていた。


とりあえず学校から帰ったら、今日こそ連絡してみよう。


……と、この数日、同じ様な事を毎日思っているのだが。




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