とりあえず落ち着いて、メールを返そう。
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分かった。
購買でパン買うね。
あと、ハム太郎じゃなくて、ハムスケだよ。
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ピッとボタンを押して、お母さんに返信した。
「はぁ〜……」
思わず、大きなため息がでる。
───ガラッ。
すると突然、教室のドアが開いた。
「みんな、おっはよー!」
あっ!吉田 ジャックくんだ!
その後ろから、菊池さんや、草野さん……
そして、緒方くんも入ってきた。
ドキッ。
あれ?
また、昨日と同じだ……。
緒方くんを見た瞬間、胸がキュッてなる。