神谷さんも夏休みだから、朝から晩までバイトに精だしてます。


あたしは部活もやってないし、昼間は暇してるから、今日は久し振りに親友のちほんちに遊びにきたっ。


「ちほっ、最近竜ちゃんとどう?」


「う~んっ?竜ちゃんサッカー忙しいから最近会えないんだ。」

ちほの彼は中学三年生。部活も、夏の大会で終わるから、今は忙しいんだ。

ちほと同じ可愛らしい竜ちゃんは学校でも人気もの。

「ちほと竜ちゃん、付き合って二年以上だね。長いね~っ。羨ましいっ。」

「まぁねっ。でも最近倦怠期かもなぁ?」


「なんでっ?ラブラブじゃないの?!」


「あたしさぁ…。竜ちゃんに迫られて、逃げてから気まずくってさ…。」


「迫られ?た…?っていつぅ?」
聞いてないよっ、ちほっ!

「あたしたち、付き合い長いし、竜ちゃんもやりたいサカリのお年頃じゃない?!竜ちゃんてきには、あたしが中学生になるの待ってたっていうんだけどさぁ。」