「そうか。じゃあ俺もついて行く」
えっ?
「あの…緒方くん?
ただハムちゃんのエサを買いに行くだけですよ?」
「おう。俺がついて行きたいから、行くだけだ」
「…………」
呆気にとられ、何も言えなくなる。
ちょうどそのタイミングで授業が始まるチャイムが鳴った。
緒方くんは、なにもなかったかのように席についた。
さっきのは幻聴かな?
あはは……。
緒方くんのせいでか、
長いと感じていた授業はあっという間に終わってしまう。
今日も、いつの間にか放課後はやって来た。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…