変装し、携帯と財布しか入っていない軽い鞄をもち、外へ出た。


はっ?
なん…で?

なんであいつ等がいるの?



ドアをあけ、外にでたのは良いが、







剛史「瑞希じゃん!おはようさーん。」


昴「ほんとだ!おはよー!」


翔「おはようございます。」


湊「はよ、瑞希。」


克「………」


ハイテンションな剛史と昴。
礼儀正しく頭を下げ挨拶してきた翔。
眠そうに大きな欠伸をしている湊。
目も合わせてくれない克。


なんで龍王がいるわけ?


瑞希「……おはよう。」


挨拶してくれたのに無視するわけにもいかず、とりあえず返す。


剛史「つか、瑞希の部屋ってここだったんだな。」


昴「やった!隣だ!
あのね、僕と剛史が2201で湊と翔と克が2203なんだよ!!」


昴は嬉しそうにニコニコ笑顔で言った。


マジすか?
席だけじゃなく、部屋まで囲まれてんの?


剛史「瑞希も一緒に行こうぜ?」


瑞希「…遠慮しておきます。」