「神谷さんっ。本当?ホントにっ?」



「う~っ。カッコわるいから、何回も言わせんなっ。…って俺ロリコンだったのか?!」


そんなことを言いながら、照れて髪の毛をグシャグシャしてる神谷さんが、たまらなく愛しいっ。

「あたし、で良いの?あたしっ、頑張って早く大人の女になるよっ!」

「留里、俺は今は今の留里が良いんだ。これから嫌でも大人になってゆくんだから…。そんな留里と一緒に過ごして行けたら……なんて、俺思ってるんだけど…。」

また泣きそうなあたし…。

「うんっ。わかったっ。うれしいっ!」

「も~っ、ほら、泣くなよ!」

そしてまた神谷さんの甘い香りにあたしは包まれた…。

幸せっ。


「俺、これ以上は何もしないよ。留里が大人になるの待ってるし…。」


「うんっ。まっててっ」




両思いの恋がスタートした。