どうして……





どうして、俺を責めないんだ?




俺は、酷いことを沢山してきた





お礼をいうのは、俺の方だよ







しかも、なんだよ





幸せでしたって








俺は今までいい事なんて一つもしてない、なのに萌は幸せだったのか?








俺は、何考えてたんだ……







そしたら、





「丈治?」









「萌……」





「今、日誌出してきたんだけど、どうし……」







萌が言い終わるうちに、俺は萌を抱き寄せた







「萌、俺は今までお前の気持ちを考えてなかった





いつも、自分勝手で酷いこといっぱいした





でも、気付いたんだ









俺は、萌じゃなきゃダメなんだ




こんなことを言うのは勝手かもしれないけど





もう一度











俺と付き合ってほしい。」