なんて悶々と考え込んでいると、突然地響きのような声がした。

割れんばかりの拍手も。


え…?


周りを見渡すと、その声は全校生徒のもだった。

みんな、さっきまで黙り込んでいたのに今ではかまり興奮して叫んでいる。


「「「「由良ちゃーん!!」」」」

「「「可愛いー!!」」」

「「「「俺の天使ー!!」」」」


…よく分からない、あたしへの声援が競技場に響き渡る。


なんだ、これ…


あたしの頭でははてなマークが元気に飛び交っていた。