担任の机の上に冊子を置いて、




「失礼しました…」




泣いているのがバレないように早足で学校を出た。



家に着いて、自分の部屋に入った。



私バカだよね……



佐々木くん私のこと好きなわけないのに、何期待していたんだろ……



ズキズキ痛む胸を抑えるように、静かに涙を流した。