ケータイ小説 野いちご

逆ハーレムに巻き込まれました。





「えと、睨まれやすいってどういうこと?」


「……構築科の人間ってさ、研究者体質っていうのかな?割と活動的じゃない人が多いんだよね。だからナメてかかられるんだ」



例えば僕みたいにね、と自分を指さして委員長は笑った。


ちなみにこの委員長、眼鏡や長めの前髪で素顔が隠れているもののかなりのイケメンさんである。

……そしてもちろん、彼はリタさんに惚れてる(っぽい)逆ハーレムメンバーの一人。


もうこれからは、イケメン=リタさんの逆ハーレムメンバーだと心得よう。うん。


密かに心の中で頷いていると、



「だけど、まさか転校初日に決闘を申し込まれるとは…災難だね、セリナさんも」



委員長はそう呟いて、困ったように深緑色の髪をガリガリかいた。


私も、それに関しては苦笑するしかない。だって実際災難だもん。


と、



「そういえばセリナちゃん、決闘を申し込んできた相手って誰なの?」



一緒にお弁当を食べていたリタさんが、女の子らしい小さなお弁当箱を抱えて首を傾げた。

……その、何気ない仕草までいちいち可愛いとは。なんだこの小動物っぷりは!


私は心の中で悶えながら、正直に『リョウ・ピズマという剣士科の先輩らしい』と教えた。


すると。





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