「だりーなー」

「何でこんな暑いんだろ・・・」

「あ、森瀬、売店で炭酸買ってきてくれよー」

「いいねー」

「森瀬、早くー」





サッカー部の好き勝手なコトバに、
森瀬は、眉を寄せる。



怪訝そうな顔すら可愛らしいのは、
惚れた弱みかなぁ。


さらっとしたストレートのショートヘア。

キラキラした大きな目。

そんなに長身ってワケでもないのに、
すらっとしてるし。



あーあ、ほんと、かわいい。
かわいすぎるぜ、森瀬ぇ。







よし、一ついいとこ見せてやるか。


「ったく・・・みんな、他の部活のヤツをパシるなよ」