ベットへ片足だけ乗っかった状態で、俺の動きが止まった。 え……、誰かいる? ベットからすやすやと規則正しい寝息が聞こえてくる。 つーか、俺の部屋と自分の部屋を間違えるやつって…… 「侑梨しかいねーよな…」 布団をめくれば、微笑を浮かべて眠る侑梨の姿があった。 「俺の気も知んねーで……」 ったく、誘ってんのかよ。